記録級怪物ビワマス
2025年6月26日

当時インスタでチラりとUPした2月12日に一本釣りによる自己記録4.3Kg越えのビワマスを水揚げした思い出を記事にしました。
場所は琵琶湖 北湖スクランブルと以前から私が勝手に名付けそう呼んでいるエリアなので私伝えで説明したことがある人以外は分かりにくいと思いますが..
そのエリアの南西通路上のポイントでディープ側ダウンのメインロッドで棚は役120フィート
「タックルデータ」
- ロッド:I’zShellCraftオリジナル7 feet 7inch
- リール:18 OCEA CONQUEST CT 300
- ライン:PE1号
- リーダー:フロロ5号
- ドジャー:Macksシングルブレード改+スナバー
- ルアーリーダー:フロロ2号
- ルアー:ハンドメイドトローリングスプーン47mm
ヒットした当初は魚というより水中のビニール袋でも引っ掛かったと思ったのですが、引き縄漁(トローリング)に使用するダウンリガー(狙った任意の水深に仕掛けを降ろすための器具)という器具のワイヤーに取り付けたクリップに挟んだラインの先に取り付けた疑似餌に魚がヒットした際にクリップからラインが外れラインのブローバックテンションが無くなると同時にロッドが跳ね上がり魚が掛ったことを知らせてくれるのですが、経験上大きな魚ほどクリップからのラインリリースは早いものの、下層に潜ろうとする力やそのまま泳ぎ続ける力が強く魚と認識できるまでのタイムラグが多少あり、今回も例外なくヒット時ロッドが跳ね上がりすぐさまロッドを手にしブローバックのスラッグを取る為にリールを巻きあげる際、生命感はあるものの異様な重さに違和感を感じゴミか?!と思った瞬間にさらにロッドが絞り込まれ大きな個体がかかったことを理解しました。

ビワマス4330グラム
通常トローリングで釣れた魚を取り込む際の船速はビワマスのサイズにより操作するものの完全に船速を静止することは他にも流している仕掛けが絡まるので最悪の場合以外行わない行為ですが、今回のビワマスに関しては完全静止しなければ揚げることは難しかったはずで湖面もべた凪で変えたばかりの新しいラインだったこと等の狙った場所やタイミング、道具、天候の全てがそろった幸運に恵まれ揚げることができたと思います。

はじめて見るビワマスの尾鰭の形で 滅茶苦茶カッコ良い形状

フィンというよりパドルですw

4300gのビワマスの下にいるビワマスも決して小さな個体ではなく1.8k越えの個体です。4k越えともなると圧巻です。周りのビワマスも全てキロアップの良い個体です。

1850gの魚と比較し体長は尾鰭分くらいの違いですが体高は1.5倍くらいありヒレの面積は2倍くらいありそうです。。

人生で何本も上げることができる可能性が少ない希少な個体のビワマスなので今回は出荷せずに記念に剥製にし残しておこうと発送までの保存の為に臓を処理しました。臓を抜いた後で知った話ですが、剥製にする場合は傷を付けずにそのまま冷やしてすぐ送るか冷凍した方が良かったそうです。 ただ臓の内容も知りたかったので知っていたとしても我慢できたかどうか。。

今期の10月~12月の産卵期を持ち越し体に吸収されるかのように卵巣膜が体内で破れていました。

鰓だけで100g近くあります…

ビワマスの胃の中はまさかの空っぽでした。

いつもはキロ前後のビワマス4、5本入れて発送する発泡箱ですが、一本でカツカツの箱入り娘(汗)

今回釣り上げた自己記録ビワマスを長野県松本市の魚類剥製作家OGAWA-ART | オガワアートコレクションの小川貴光さんの元へ発送しました。自身で釣り上げた自己記録ビワマスを剥製界の大御所である小川さんに手掛けて頂きその作品の完成がとても楽しみです。

当日発送分のビワマス水揚げ釣果